6月
6月の最初に火葬場でのお別れに参列しました。お葬式は福島でやるとのことでした。ご家族・ご親戚と棺に通所先での思い出の品々や、大好きだったぬいぐるみ、闘病生活の必需品だったニット帽などお花と一緒に思い出の品をたくさん棺に入れました。ご家族と思い出話をしながらお別れさせてもらいました。半年の闘病生活の中で、体力が落ちないようにできるだけいつも通りに過ごしてもらい、病気を克服してもらえたら・・・と思っていましたが残念ながら病気に勝つことはできませんでした。コロナもあり、抗がん剤治療中だと移りやすいかと思うので、気を付けました。緩和ケアの最中も体力が落ちてしまわないように食べてもらえるように工夫し、トイレ・お風呂が続けられるように立ち上がりの支援の仕方を考え、安楽に過ごせるようにヨギボーのソファを使ってみたりしました。食べることが大好きだったSさんですが、大好きなものも進まなくなってくるととても心配になりました。日々少しづつ容態が悪くなっている様子を感じるにつけ、最後の辛く苦しい日々が少しでも短く過ごせたら・・・と考えていました。居室の荷物はご家族のご厚意で寄付いただき、他の入居者の皆さんで使わせていただいています。Sさんの思い出がホーム内に残っています。