3月
足立区にある中重度女性専用の障がい者グループホームほし☆です!Sさんは年中行事を楽しみにされていました。3月3日のひな祭りも楽しみにされ夕食のひな祭りメニューにも喜んでいました。食事は好きなものでも1時間くらいかかることが増え、食べたい気持ちと、実際の食べられる量が合わない日も出てきました。一番好きなのはマックやモスバーガーのポテトで、食べきれない様子を見て職員が”すこしちょうだい”とおねだりしてみてもくれません★おやつはどんなに時間がかかっても完食されていました。午前中のリハビリは、来てほしいけど始まると億劫なのかやりたくなくなるようだったので、リハビリが来る少し前に”リハビリ来ますけど、やりたくないなら今日は来てもらわないようにしますよ”と声をかけるようにすると頑張って取り組めていました。トイレはだいぶ前から居室にポータブルトイレを置き日中も夜間も使ってもらっていましたが、夜間は見守りして転倒がないように、より見守りを徹底するようになりました。病状は3月中旬に検査で通院し、貧血が改善しない為、抗がん剤治療が今後望めない結果となりました。放射線治療に切り替えることになりました。鼠径部にある腫瘍のせいで足のむくみがひどかったのですが、痛みも増しているようで辛そうにされることが増えました。放射線で腫瘍が少しでも小さくなり緩和できればと入院しましたが、CTや放射線の器械に乗った際に動いてしまい検査ができない・・・とすぐに退院してきました。そこでベッド上で動かない特訓を始めました。最長でも10分はじっとできないと難しい・・・と先生から伺いました。CDを流して3曲終わるまで動かない練習をしました。腫瘍の痛みがあり、本人も辛かったようでしたが外食の予定やおやつなど、モチベーションを上げる声掛けをしてなんとかできるようになりました。仕切り直して再度入院し、ご家族、職員が日替わりで検査に立ち合い、なんとか4回の放射線照射を終わらせることができました。